エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第86回

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2026年6月19日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第86回

◆高等学校の奨学給付金について

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニでの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしています。

高等学校等の授業料に対する支援として「高等学校等就学支援金等」があり、東京都独自の制度として「私立高校等授業料軽減助成金」があることを紹介しました。

しかし、高校進学では授業料だけでなく、教科書代や制服代、修学旅行費など、いわゆる「授業料以外の教育費」が重くのしかかります。こうした負担を軽減する制度として実施されているのが「高校生等奨学給付金」です。

今回は「高校生等奨学給付金」の変更点の概要を紹介します。
(2026年6月時点の情報を元にしています)

■高等学校の授業料に対する支援について

はじめに高等学校等の授業料に対する支援について、令和8年度の制度を改めて紹介します。

大きな変更点としては令和8年度より所得制限がなくなりました。東京都では従来より追加の支援があり、私立(全日制)のケースでは次の金額となります。

・高等学校等就学支援金等(国の制度):45万7200円
・私立高校等授業料軽減助成金(東京都の制度):4万3800円

合計で50万1000円を上限に授業料が軽減されます。なお、国の制度と東京都の制度は別々に申請が必要です。

■授業料以外の支援について

授業料以外の支援として「高校生等奨学給付金」があります。

この制度は返済不要の給付金であり、主に低所得世帯を対象として、授業料以外の教育費を支援する仕組みです。支援対象には教科書費や教材費、学用品費、通学用品費、修学旅行費などが含まれており、子育て世帯にとって非常に実用性の高い制度といえます。

令和8年度の改正で対象世帯が拡充されました。従来は住民税非課税世帯や生活保護世帯が対象でしたが、今回の改正により年収約490万円未満(注1)の世帯まで対象が広がりました。これにより、「これまでは対象外だった世帯」なども支援を受けられる可能性があります。

支給額(年額)は世帯所得により異なり、また、国公立・私立でも異なります。

国公立(全日制)
・生活保護世帯:3万2300円
・住民税非課税世帯(年収270万円未満):14万3700円
・年収270万円~380万円:4万7900円
・年収380万円~490万円:3万5930円

私立(全日制)
・生活保護世帯:5万2600円
・住民税非課税世帯(年収270万円未満):15万2000円
・年収270万円~380万円:5万670円
・年収380万円~490万円:3万8000円

*記載の年収は、両親の一方が働き、高校生1人、中学生1人の4人世帯の目安

「高校生等奨学給付金」は、授業料に対する就業支援金とは別の制度です。奨学給付金についても別途申請が必要になりますので、対象となる人は就学支援金等と合わせて申請をしてください。

ぜひ参考にしてください。それではまた。

出典:文部科学省 高校生等奨学給付金
東京都私学財団 私立高等学校等授業料軽減助成金(都の制度)
東京都私学財団 私立高等学校等奨学給付金(都の制度)
東京都教育委員会 東京都国公立高等学校等奨学のための給付金事業のお知らせ

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FPオフィス マネーライフ・ラボ三鷹 代表 伊達寿和

会社員時代にファイナンシャルプランナー(FP)の職業に出会う。
充実した人生を生きるには各人がお金に関する知識を持つことが重要と思い資格を取得し、その後事務所を開業。
三鷹市を中心に活動し、親身なアドバイスと分かりやすい説明を心掛けている。
CFP(日本FP協会認定)、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー。日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」2017年相談員

ホームページ https://mitaka-fp.jp/

 

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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