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整理収納アドバイザーさんにうかがいました!
まりこみ先生、片づけの極意を教えてください!


整理収納アドバイザーとして三鷹で活躍中のまりこみさんこと小宮真理さんに、
お片付けについてお話をうかがいました!
まりこみさんは、三鷹在住で、中学生と小学生の2人のお子さんのお母さん。
ママとして忙しい主婦としての目線でのアドバイスは、目からウロコがいっぱい落ちますよ〜★

★お片づけの基本を教えてください! 
★子ども関係の片づけ、教えていただきました!
★みなさんの悩みに回答していただきました!

 ★ お片付けの基本!
◆そもそも片づけとは
コンビニからの質問 まりこみ先生、片づけの極意とかコツとか、一言で言うとなんでしょう?
まりこみ先生の回答 「後片づけ」という言葉がありますが、私はそうではなくて、むしろ「前片づけ」と言っています。モノをしまうことが片づけではなく、「使うためにモノを効率よく配置すること」が片づけなんですよ♪
コンビニからの質問 なるほど!「しまう・捨てる」という後ろ向き(汗)なことではなく、自分が気持ちよく生活するためのシステムを作るということなんですね!
まりこみ先生の回答 ええ、そうなんです。使うモノを取り出しやすく・見やすくすることが「片づけ」なんです。ちょっとした工夫 〜ラベルをつける、モノを使う機会(場所)ごとに分ける、使っていないものを外しておく〜 そんなことで、まずはグッとスッキリします。
◆いるモノといらないモノを分けるには?
コンビニからの質問 とはいっても、やっぱり、モノの処分というのは、避けて通れないですよね(汗)?
まりこみ先生の回答 そうですね、「いるモノ・いらないモノ」を分けるというのはしなければならないですね。でも、これはすごいエネルギーを使うことなんです。
コンビニからの質問 ですよね!なかなか思いきれないんですよ・・・
まりこみ先生の回答 まずは、「この一年で一回でも使ったことがあるモノ」と「一回も使ったことがないモノ」に分けてみるといいですよ。一回でも使ったモノは取っておきます。そして、一回も使ったことがないモノは、「取り置きBOX」に入れておきます。
コンビニからの質問 「取り置きBOX」ですか?
まりこみ先生の回答  はい、これは、「処分するかどうか迷っているもの」を入れるもので、ちょっと格好の良い深めの箱がいいです。
この箱に半年後か一年後の日付を書き、そして、リビングルームに置きます。
コンビニからの質問 リビングルームですか?押し入れとかじゃなくて?
まりこみ先生の回答 ええ、見えるところに置いておくことが大切です。「忘れない」ということですね!リビングに置くので、「ちょっと格好の良い」箱がいいのです。また、浅い箱だとすぐいっぱいになってしまい、やる気がなくなりがちなので、「深め」というのもポイントです。
そして、書かれた日付(半年後か一年後)のときまでに、その箱から取りだすことがなかったら、それらは「不要」なモノということです。
コンビニからの質問 なるほど、そういう目安はわかりやすいです!「一年で使ったかどうか」だけでなく、衣類などで「まだ捨てる踏ん切りがつかない」というものも「取り置きBOX」制を採用すればいいのですね!
◆「時間ができたら全部片づけよう」はゼッタイにできない!
コンビニからの質問 なかなかちゃんと片づけする時間がとれなくて、ついつい「時間ができたらココを片づけよう、あれを片づけよう」と思っちゃうんですよね(汗)
まりこみ先生の回答 (笑)。残念ながら、その「時間」は絶対に来ないんですよ。
コンビニからの質問 (=◇=;) ギクッ
まりこみ先生の回答 ですから、私は、「まず 5分間、片づけてみましょう」とおすすめしています。5分だったら、どこかで時間が見つけられますよね?まずは引き出し一つから始めます。
引き出しの中身をいったん全部だして、先ほどお伝えしたように、「一年で一回でも使ったもの」「使っていないもの」に分け、「使ったもの」を引き出しにもどし、「使っていないもの」を「取り置きBOX」に入れます。もちろんその時点で「不要」と思ったものは捨ててくださいね。それだけでも、だいぶスッキリして達成感がありますよ。
コンビニからの質問 確かにそこからなら、すぐできそうです!
まりこみ先生の回答 やっているうちにコツみたいなものがだんだんわかってきます。そして、一つずつ片づける場所を増やし、時間を長くして、最後に押し入れを目指します
コンビニからの質問 最後なんですね〜。
まりこみ先生の回答 押し入れを最後に残すのはポイントです。押し入れから始めてしまうと、「あら懐かしい!」「これはこんなところにあったのね〜」と、時間ばっかりかかってしまうのです。
コンビニからの質問 確かに、そうですね・・・(滝汗)
◆使いやすい収納のポイント!
まりこみ先生の回答 まずは何があるかすぐわかること、見えること、がポイントです。
収納場所は固定し、ひと手間ですが、ラベルをつけるなどするといいでしょう。
それから、良く使うものは手前、というふうにしておくと、自然といらないものが後ろにいき、いるいらないが分けやすくなります。それから、使う場所・機会ごとにモノをまとめておくといいですよ。
コンビニからの質問 場所、機会ごとですか?
まりこみ先生の回答 ええ、たとえば「学校参観セット」として、学校に行くとき使うものをまとめておきます。首から下げる保護者のIDなどは、どこかにかけて置いていらっしゃる方が多いですが、くるくるっとまとめて、スリッパなどと一緒にここにまとめておくと、スッと出せますよね。また、「宅急便セット」には、ハサミ・ボールペン・ガムテープ・用紙などをまとめ、ここに入れたハサミやボールペンは、宅急便を出すときにしか使わないようにします。
コンビニからの質問 ウチは「筆記具」「ハサミ類」みたいにしまっちゃっています〜(; ̄ー ̄川 アセアセ
まりこみ先生の回答 そうですよね。そうすると、「宅急便を出す」という「機会」に、あっちからハサミ、こっちからボールペン、向こうからガムテープ・・・と出すことになり、それをまたしまわなければなりません。つい面倒で「と りあえず・・・」と言って、出したハサミがそのまま出しっぱなし・・・ということもありがちですよね(笑)。
コンビニからの質問 確かに・・・(汗)
まりこみ先生の回答 それぞれのお宅によって「○○セット」の内容は変わってきますが、「一緒に使うもの」をまとめておくと便利です。ウチは、「朝食セット」として「納豆・佃煮・海苔」をひとカゴにまとめて冷蔵庫に入れてあります。「お味噌汁セット(味噌・ダシ)」というのも作っているんですよ。
コンビニからの質問 さっと出して、さっとしまえますね!そうすることによって、おのずと「使わないモノ」も見えてきそうですね!


 ★  子ども関係の片付け、教えていただきました!
 (1)おもちゃの片づけ
◆年齢に応じた片づけ方をする
おもちゃなどは、2歳ぐらいからでも、「ここにナイナイしようね」というと、できますよね?でも、いきなり「トミカをきれいに並べて片づける」なんていうのは無理!!お子さんの年齢と状況に合わせて、片づけさせ方(=収納の仕方)も変えていくといいそうです。

◆おもちゃが入るところに「住所をつける」
おもちゃなどは、カゴや箱にざっくりいれ(あまり細かく分けていれると逆効果)、そのカゴ(箱)と、それを置く場所の両方に同じラベルを貼ります。字が読めない年齢のお子さんには絵で。まりこみ先生はそれを「住所をつける」とおっしゃっていました。「同じ絵を合わせる」というパズル感覚でお片づけが楽しくできるそうです。そして、ちゃんと片づけられたらほめてあげることも忘れないでくださいね!

◆収納場所は子どもの目線で
おもちゃを片付ける場所は「子どもが置きやすい」ことを念頭において考えるか、または子どもに決めさせます。くれぐれも、親が自分の都合で決めないこと!

◆遊ばなくなったら・・
あまり遊ばないな、と思ったおもちゃは、ちょっと高いところに引っ越しさせます。一定期間が経ったらそれをさらに引っ込んだところに入れてしまい、何も言わないようだったら、いらないのかいるのか子どもに判断させます。
子どもに判断させるときには、「いらないのを捨ててね」とか「いるのといらないのとを分けてね」と言ってほったらかしにせず、声かけをすることが必要なのだそうです!面倒なのですが、状況によってはひとつひとつ、「これからもこれで遊ぶかなぁ?」「これは使った?」といった声かけをしてあげると、判断がしやすくなり、そのうちにだんだんとコツのようなものをつかんで、やがて一人で分けることができるようになるそうですよ。自分の判断に対する責任感も出てくるそうです。

◆いらないもの
子どもがいるものといらないものを分けたとき、大切なことは、「大人が再チェックしない!」ということ。
ついつい大人はこれをやってしまうんですよね・・・「これ高かったのに!」「思い出があるのに!」みたいに・・・(汗)
でも、大人がそんなことをしてしまうと、「じゃあお母さんやればいいじゃ〜ん」と子どもは思ってしまいますし、せっかく↑で芽生えた責任感がだいなし・・・。気をつけましょう!!
(2)文房具などの片づけ
◆やっぱり「住所」!
引き出しの中に入れることの多い、文房具などは、アイテムごとに箱やかごに分けたら、やっぱりラベルを貼ります。そして、引き出しの底面にも同じラベルを貼ります。おもちゃと同じことですね!
(3)作品などの片づけ
 ◆どの作品を残すのか
幼稚園や小学校から持ち帰ってくる作品も、とっておくのかおかないのかは、本人の判断に任せます。親はこれがなかなかできないんですよね(汗)。ついつい「これ上手だから飾っておこ♪」と思っちゃったりするのですが、作品でも成績の良かったテストでも、作った本人には、本人だ けのストーリーやこだわりがあるのでそれに従ったほうがいいですね。

◆「出したい」ときにすぐ出せるようにしてあげることが子どものため
「大切に取って置くことより、子どもがそれを使いたい・見たいと思ったときに、よいコンディションですぐ出してあげられることのほうが、子どもにとっては嬉しいと思いますよ」とまりこみ先生。奥の方で埃まみれになっているのでは、作品も泣きますよね〜。

◆写真で残す
「写真を撮って残す」という話をよく聞きますが、まりこみ先生は、「子どもがそれを使って 遊んでいる笑顔を写真に残したらいかがですか」とおっしゃっていました。子どもも遊んで壊してしまった作品 に対しては、子ども自身が納得・満足するそうです。

◆お友だちからのお手紙とかちょっと描いた絵とか
「作品」とまではいかないけれど、ちょこちょこと子どもが描いた絵とか、幼稚園のお友だちか らもらってきたお手紙とか、そういうものもたまりますよね! ちょっと深めの箱を用意して、「これがいっぱいになったら、いるものといらないものに分ける」 というルールにしておくとよいそうです。箱が浅いとすぐいっ ぱいになってしまい、満足度が低いので、「ちょっと深め」というのがポイントだそうです!


 ★ みなさんの悩みに回答していただきました!
おもちゃの処分の時期には悩みます。
大好きだった物だと親も愛着がでてしまってまた遊ぶかも...と処分に踏み切れないのが現実です(4歳・男児)

↑でもお話ししましたが、「あまり遊ばなくなったな」と思ったら、ちょっと高いところに置き、それで何も言わないようであれば、さらに奥の方へ置く。一年ぐらい経ってもそのままだったら、「いらないのかな?」と判断させましょう。たぶん、思いきれないのはお母さんのほうですね(笑)。子どもが「いらない」と判断したら、それに頑張ってしたがってくださいね。


本当は、処分するのかしないのか本人に決めさせたいのですが、なかなか・・・。皆さんはどうされているのか気になります(5歳・女児/2歳・男児)
時間もかかってしまうのですが、最初は面倒でも、声かけをしながら本人に決めさせるということをやっていきましょう。だんだんできるようになりますよ!

出したら元の場所にしまう、それから次のオモチャや本を出す。
この流れを理解させるのに、あとどんだけかかるのか頭が痛いですー。(7歳男児)

一つ一つをやることはあきらめましょう。大人でも実はできていないのです。大人も、新聞が出ていてコーヒーカップが出ていてペンが出ていて・・・というふうにいろいろなものを同時に出しちゃってますよね?
一日の節目の中で、たとえば、お昼ごはん前に一回片づける、というように片づけさせましょう。そして、夜には子どもだけでなく大人も片づけてリセット!


 子どものものに限らず、「後で使うかも」と思って捨てられないものが多数・・・(汗)。なかなか踏ん切りがつきません。使うか使わないか?というより、期限を決めて(どうせ長い間手に取らなかったものは使わない?)「えいや!」と捨ててしまったほうがいいものでしょうか・・・。
今、最高に収納に困っているものは、本です。読み返したりもする(らしい)ので、増える一方です(涙)(高1・男)

「一年」を目安にしましょう。一年使わなかったら「取り置きBOX」へ。モノは使ってもらいたいと思っているのです。モノに支配されるのではなく、使ってあげましょう!

本やCDは、「買ったものは右へ入れる」、そして、「聞いた(読んだ)ものは、元のところ戻さず右に入れる」ということをやってみると、自然といらないものが左にまとまってきて処分しやすくなりますよ。


 園から持ち帰るプリントの整理のワザを教えてください!(5歳女児・3歳男児)
クリアブックや二つ穴フォルダにファイリングしてしまう方が多いと思うのですが、バサっとはさむクリアファイルに入れるのが一番です。
まず子どもが持って帰ってきたプリントを見て、「自分(母親)がいらない」と思ったものはすぐ捨てる。その他のモノはクリアファイルの手前に入れていきます。また、あとから見直したものも、元のところに戻さずに手前に入れます。CDや本と一緒です。すると自然に必要ないものが後ろに来ます。
プリントに限らず、子どもたちが分別する小学校のテストなども、学期末に一度整理。残したものは次の学期も整理対象。そして、最終的には学年末に全て整理するようにしましょう



 小宮真理さんプロフィール
  はじめまして!
東京都三鷹市在住の整理収納アドバイザーの
小宮 真理です!

二級建築士
整理収納アドバイザー1級
整理収納アドバイザー2級認定講師
整理収納コンサルタント
ファイリングデザイナー2級
着物着付師
スポーツ指導員(水泳)


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