ようこそ!アロマの世界へ

日本ハーバルアロマセラピスト協会認定 アロマテラピーアドバイザー リフレクソロジスト
崎谷明子(saki)さんによるアロマエッセイです


第11回 夏にお勧め!手作りシャンプー

 毎日本当に暑い日々が続いていますね。
私は長野育ちなので、東京のじめじめした夏がとても苦手です。
だから、少しでも快適な夏を過ごすために清涼感のある柑橘系の精油や
ペパーミントの精油はこの季節手放せないアイテムです。
レモン・オレンジなどの柑橘系の香りは皆共通して、空気浄化作用、殺菌
作用、そして抗不安作用、つまり人を元気にする作用があるといわれてい
ます。そして、強くしみとおるような爽快感のあるペパーミントの香りは、
心をリフレッシュさせるだけでなく、暑いときには体を冷やしてくれる効果が
あります。また、食中毒にも効果的といわれていて、昭和薬科大とロッテ中
央研究所が、東京で開かれた日本防菌防バイ学会で発表した研究による
と、ペパーミントの精油は、病原性大腸菌O-157に対し、1mlあたり400マイ
クログラム(マイクロは百万分の一)の濃度(0.04%)以上で、完全に殺菌
できることがわかりました。
ールにつけこむもので、それを精製水やフローラルウォーターで薄めて使
用するというものです。
これらの精油をブレンドしたエアフレッシュナーを外出時に携帯すると、
デオドランドスプレーとして使用できるのでとても重宝します。(エアフレッ
シュナーの作り方はコラムの第5回をご参照下さい)
ブレンドには、サイプレス*1を加えるとよりデオドランド効果が高まります。
また、髪の臭いなども気になるこの季節、是非お勧めしたいのはこれら
の精油を用いた手作りシャンプーです。手作りシャンプーを使用すると
浴室全体には良い香りが漂って、まるでアロマバスの気分です。
作り方はとても簡単!シャンプーの基材は市販の無香料のシャンプーを
使用します。そこにキャリアオイルと精油を加えます。

*1
サイプレスはヒノキ科の植物で、精油はスパイシーですがさわやかですっきりとした香りがします。体液のバランスを整える効果があり、発汗の抑制、とりわけ足の発汗過多に有効といわれています。
注意点として、高血圧の人は使用を避けてください。
また、月経の周期を規則正しくする働きがあるため、妊娠中は使用をさけましょう。


【 レシピ 】

材料
 無香料シャンプー ・・・・・・・・・・・45ml
 キャリアオイル(ホホバなど)・・・・ 5ml
 精油 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10滴(単品でもブレンドでも可)

精油のブレンド例
 ♪ノーマル・・・ラベンダー5滴+オレンジ3滴+ローズマリー2滴
 ♪オイリー・・・ゼラニウム5滴+レモン3滴+サイプレス2滴
 *無香料リンスに精油を加えると手作りリンスもできます。

ペパーミントは刺激が強い精油のため、あまりブレンドにはお勧めできない
のですが、朝のシャンプーに1,2滴加えると、スッとしてとても気持ちが良く
早起きが苦手な私にはぴったりです。

最後に注意点ですレモン・オレンジなどの柑橘系の精油は光毒作用があ
るので、塗布した場合は4,5時間は直射日光にあたらないように注意して
下さい。ペパーミントは妊娠中、授乳中の人は使用をさけましょう
また、これらの精油は敏感肌の人は刺激が強いこともあるので注意して下
さいね。


2005年9月号

〜〜 お知らせ 〜〜
 ・崎谷さんによるアロマテラピーは只今休止中です。
 ・崎谷さんと助産師浅井先生(「助産師さんにしつもん!」コーナー担当)によるプレママ☆アロマセミナーが開催されます。9月コース(7日と21日)、10月コース(5日と19日)どちらも全2回、14時〜15時半。
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このページの画像は素材配布サイト700kmさんからお借りしています


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