ようこそ!アロマの世界へ
日本ハーバルアロマセラピスト協会認定 アロマテラピーアドバイザー リフレクソロジスト
崎谷明子(saki)さんによるアロマエッセイです
第27回 虫除け ハウスキーピング編
虫除けについては第9回のコラムでも取り上げましたが、今回はアウトドアの時の虫除けではなく、家の中に入ってくる虫への対策を取り上げたいと思います。 夏だけとは限りませんが、やはり暑くなるこの時期一家の主婦は虫に悩まされることが多くなるのではないでしょうか? 私は田舎育ちなのでアウトドアでカブトムシをみつけたり、トンボをとったりなんていうのは平気ですが、家の中に入ってくる虫にはどうにも我慢ができません。蚊ならまだしも、ゴキブリ・ハエ・アリ・・・、家の中に入ってきたら途端に「キャー」とまでは叫びませんが、すぐに家から追いださなくては気が休まりません。よりにもよって、先日息子が幼稚園でアリをたくさん捕まえてきて、家の玄関先に逃がした為か、ある朝玄関前にアリが大量発生!その大群が家に入ってきたら・・・・想像するだけでも恐ろしい〜。 早速アロマスプレーを連日玄関前に吹きつけました。玄関わきの柱の根本には巣も作られてしまったようでしたので、手元にあったゼラニウムの精油の空き瓶を巣の入り口近くに何日か置いておきましたが、残念ながら巣への出入りを食い止めるだけの効果は得られませんでした。 それでも、なんとか玄関前にいた大群はアロマスプレーのおかげでいなくなったので、ホッと一安心でした。 私がアリ除けに使った精油は、ゼラニウム・パチュリー・ペパーミントです。他にも ラベンダー・レモン・シダーウッドもアリ除けには効果的だといわれています。 使い方は、エアフレッシュナーや虫よけスプレーと同じです。(コラムの第5回、第9回をご参照下さい) 効果を高めるため、濃度を高めにしました。それでも市販のアリ駆除劑に比べると効果は弱いと思います。 でも、一日に何回と家族が通る玄関です。子供は大人に比べ背が低く、下に撒いた薬剤を吸い込みやすいと思われるため、あまり化学薬剤を使いたくないので、やはり精油で作った虫除けは安心できます。 また、精油だけでなく、ハーブでも虫除け効果があるものが多数ありますので、乾燥ハーブなどを利用して虫よけをするのもお勧めです。クローブ・タイム・バジル・ペニーロイヤル・ラベンダー・レモングラス・ローズマリーなど、これらの乾燥ハーブを適量混ぜ合わせておしゃれな小袋につめ、玄関や窓際、クローゼットなどに置いておけば香りの良い虫除けになります。 ただし、精油やハーブの種類によって、どの虫に効果があるかは若干違うようです。 例えば、 蚊除けなら、レモンユーカリ、レモングラス、シトロネラ、バジル、ペニーロイヤル、 ハエ除けならタイム、ペニーロイヤル、ユーカリ、 衣類や書籍の虫除けには、ラベンダー、ローズマリー、ユーカリなどがよいといわれています。そして ゴキブリにも嫌いな香りがあるのです。それはクローブ。ハーブならキッチンに常備している方もいらっしゃるかもしれませんね。是非お試し下さい。 ペニーロイヤルはノミやダニ予防にも有効だということで、最近ではペット用のシャンプーなどにも使われています。 ペニーロイヤルの乾燥ハーブを粉末にして、バンダナの中にいれペットの首輪にしたり、犬小屋などに撒いたりするのも良いといわれています。家族の一員でもある大切なペット、もし市販の化学的なノミ取り首輪などにアレルギーを起こしてしまうような場合は、ハーブを使ったケアをお勧めします。 |
2007年7月号 |