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    第9回 歯医者はつらいよ

    こんにちは!キタザワです。
    遅ればせながら新年初の更新となりました。今年もよろしくお願いいたします!

    アメリカでは10月末のハロウィンから11月のサンクスギビングを経て12月のクリスマスまで、街はお祝いムード一色。
    あちこちでクリスマスパーティがあったり、12月は早々に学校も休みになったり、渡米したばかりの昨年とはまた違う忙しさで、息つく間もなく慌ただしく過ごしていました。

    そして年明けに事件は起こりました。

    キャラメルを食べていた息子が突然、「歯が痛い〜〜!」と泣きだしたのです。
    その日はとりあえず歯を磨いたら痛みは収まったものの、これは嫌な予感……。

    思えば、渡米前に歯医者へ行ったもののこちらでは未受診。
    昨年の一時帰国では私と娘だけが歯科検診に行ったので、息子はこれまで虫歯が出来たことはないものの、かれこれ1年以上歯医者にかかっていませんでした。

    さっそく歯科検診の予約を取ることに。とはいえアメリカの歯科は「予防」を重視しているので、初診ではすぐには予約が取れません。
    3週間(!)待ってついに受診。

    残念なことに、息子は歯間に複数の大きな虫歯があるとのこと。
    おまけに夏に歯医者に行った娘も虫歯が…!

    翌週に最初の治療を開始。麻酔を打って治療してくれましたが、初めての治療や麻酔に少々ぐずる息子。必死でなだめる私。

    なんとか治療を終えた後に先生から、「近所の小児専門歯科ならもっと痛くない治療をしてくれるのでそこに相談してみては?」と別の小児歯科を紹介されました。

    そちらの歯科は小児専門のため、待合室や治療室も子ども仕様。天井にはモニターがあり、DVDが見られます!
    とてもきめ細やかなカウンセリング、「笑気麻酔」を使う治療など非常に魅力的でしたが、治療の見積書をもらい目が点に…。15万…!

    最初の歯科での治療も、決して「子どもには過酷すぎる」という訳ではないですが、アメリカと日本での受け止め方の違いもあるようだと調べてわかりました。
    考えた挙句、最初の歯科で翌週に再度治療をお願いすることに。

    私のつたない英語で、「前回は少々つらそうだったけれど、日本人の感覚では普通だと思う。今後もできればこちらで治療をお願いしたい。もちろん、どうしても難しそうだったら仕方ないけれど…」と話すと、歯科医からは「今回治療して様子を見るが、抵抗が激しいようなら小児歯科のほうへ必ず行ってください」(You HAVE TO GO)と言われてしまい、「息子よ頑張れ…!!」と祈るような思いで待合室に戻りました。

    ……が、2度目ということもあり慣れたのか、はたまた先生がとっても美人で優しい先生だからだったのか、それとも前夜に父から「日本出張で妖◎ウォッチのグッスを買ってきてあげるから頑張れ」と言われたおかげか…!?
    息子、先生にも「Good job!」と言われる健闘ぶり。心底ほっとしました。

    息子の成長を頼もしく思うとともに、予防してあげられなかったのが申し訳なく、そして15万は免れたものの日本の数倍の治療費にショックを隠しきれず、親がもっとケアをしてあげないと…とあらためて思いました。

    ちなみに「デンタルフロスを使っていないでしょう。フロスさえ使えば虫歯ができなかったのにね」と言われました。アメリカでは、ほぼ100%の人がデンタルフロスを使っているようです。
    子育てコンビニのコラムでも書かれているように、お子さんにもぜひフロスを併用してみてくださいね。

    ▼ふくだ先生の歯っぴ〜コラム 第十五回(予防編その4)歯磨きで虫歯予防




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    児専門歯科の待合室。
    電車がテーマ!
    小児専門歯科。
    治療しながら天井のDVDが見られます。
    歯科でもらえる歯磨きセット。
    フロスも入っています。

     

    2015年3月号


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