二つ目の要素は『目』。
「なんだ私の息子は視力が2.0あるから大丈夫」と思った方もいるかもしれませんがそうではないんです。簡単にいうと、動いているものを正確にとらえ、瞬間的に認識する能力なんですが・・・。動体視力がいいというだけではありません。今、スポーツ医学の世界では「スポーツビジョン」というものがありまして、それに関しての研究が進んでいます。でも現在の段階では、いろいろな検査があるなかで、どの検査結果がどういうパフォーマンスに関係してくるのかというのが解明されていません。
「それじゃダメじゃん!」と言われてしまいそうですが、とても有名なエピソードが一つありまして、野球がとても上手な鈴木選手の話です。彼は学生時代に近くのバッティングセンターへよく行っていたようですが、特別にボールのスピードを速くしてもらい、なおかつ、マシンに近づいて(ピッチャーとキャッチャーの距離を縮めて)バッティングの練習を繰り返ししていたそうです。ここが話の《ミソ》なんですが、彼は無意識のうちにこれが『目』のトレーニングにもなっていたんですね。まさに一石二鳥!
テレビできいた話ですが、彼はやはりチーム内でも野球の視力は、抜群によかったそうです。この辺に、彼の天才的な打撃の秘密があるのではないかと私は睨んでいるのですが。ちなみに去年、首位打者をとった選手も『目』は凄いらしいです。
今までの野球界では、目に関してはわりと無関心だったのですが、日本で三本の指に入る有名なトレーナーがいる関西のジムでは、ようやく最近、目を鍛える最新機器が入ったそうです。これから10年経つとみんな目のトレーニングを始めてしまうので、今から先取りしてみてはいかがですか?手っ取り早い方法としては、とにかく、速いボールを打席にたって見ることなので、バッティングセンターへ行って下さい。140〜150キロが理想です。裏情報ですが、駒沢と大和のバッティングセンターは凄く速かったような記憶があります。ぜひ一度、行ってみてはいかがですか?
蛇足ですが、巨人のある選手の趣味はバッティングセンターへ子供と行くことらしいです。私には、したたかな計算が働いている様に見えるのですが、考えすぎでしょうか?
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