#24 アクセサリーいろいろ
   おしゃれと思い出と
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顔の見えるアクセサリー
無い物は作れば良い
忘れられないアクセサリー


■□ 顔の見えるアクセサリー □■


物を作る仕事をしている
友人知人が多いので
その方の個展に行った際や
街中でふと作品を見掛けて
嬉しさのあまりに
購入したり・・・
といった具合に
作った人の顔を
思い浮かべる事のできる
アクセサリーが
自然と手元に増えています。

本人とは御無沙汰だったりしても
アクセサリーケースの中に
”ちょこん”とあるのを見ると
「元気にしているかなぁ?」
とふと思い出してみたり・・・

何かココ一番という大事な時に
お守りのようにつけて行って
精神的に影で支えて
もらうことだってあります。

友達の作るアクセサリーが
お洒落に一役買ってくれる
だけではなく
なにげに自分をあたたかく
包み込んでくれたり
盛り上げてくれたり
happyな気分にさせてくれたり
しているのです。

これって幸せな事だなぁ・・・
素敵な事だなぁ・・・
と思います。

リスのペンダントは
シマリス・アーチスト
福士悦子さんの作品。
最近一番のお気に入りなんです♪

フェルトのパッチン留めは
秋に「羊毛のしごと」を出版された緒方 伶香さんの作品。
ぽわぽわ感がたまりません*

布ブレスレットは
パリで活躍している
ファブリックアーチストの友人
コガリエコさんの作品。
刺繍と布選びのセンスが
素晴らしいのです*

チョコレートみたいな指輪は
友人のお姉さまが作られた物。
アンティークパーツを使って
ピリッとしたセンス有るアクセサリーを作られる方です。

傘のブローチは
2児の母であり
手芸家さんでもある
マツモト ケイコさんのグループ展で買った物。
やはり
雨の日につけることが多いかな?
コレ 子どもウケも
最高なんですよ。


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顔の見えるアクセサリー
無い物は作れば良い
忘れられないアクセサリー



■□ 無い物は作れば良い □■


無い物は作れば良い・・・
これはわりと子どものころから
染みついた精神です。

私は一人っ子ではありましたが
決して裕福に
何でも買ってもらえる環境では
なかったので
ねだるよりも先に
「自分でまず作ってみるか・・・」
と思うタイプでした。

今思えば 親からすると
とても助かる子だったのでは? 
と思います(笑)

手先や頭を動かしているうちに
欲しくても容易に買ってもらえない
環境を悲しむよりも
”誰も持っていない物を
作ってしまっている面白さ”
が勝って来るのです。

物作りの楽しさや醍醐味を知ることができる瞬間
だったようにも思います。

今となれば
”すぐに買ってやること”
をしてくれなかった親に
感謝さえしています。

そんなことを息子にも話しつつ
私も「すぐに買わない親」を
やっておりますが
息子には
「うちのお母さんは
ケチだからなぁ〜」
なんて言われてます。
でも今はガマンガマン・・・
いつか分かってくれる時が来る
と信じてます。

ちなみにこの2点は自作の物。

右のセットは
息子の入園式につけて行く為に
製作しました。
あくまでも主役は息子ですので
あまり自分が派手にならないように
でも春らしく・・・・をコンセプトに
貴石の粒で作りました。

左のネックレスは
もう15年ほど前の事ですが
友達のお家で開かれる
パーティー用に作りました。

市販のパーツでは思った色味が
無く
自分で樹脂パーツを染めて
アンティークパーツと合わせて
繋げてあります。
黒のアンティークワンピースに
合わせましたところ
なかなか友人の間でも好評で
嬉しかった記憶が・・・

何か急な時にも
チャカチャカっと
前日に作れるように
だいたい基本のパーツは
常備しているんですよ♪




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顔の見えるアクセサリー
無い物は作れば良い
忘れられないアクセサリー


■□ 忘れられないアクセサリー □■


実は最初の就職は
某アパレルメーカーの
アクセサリーデザイナー
という肩書きでした。

大学3年の頃は
大学の造形の授業と並行して
バイト代貯めて
服飾専門学校の夜間にも
週1で通っておりました。
アクセサリーのことを
専門的に学びたい
と思ったんです。

そういった行動に踏み込む
キッカケとなったのが
この胡桃のブローチ。

当時、
吉祥寺の路上でゴザを敷いて
手作りアクセサリーを売っている
お姉さんに出会いました。
将来的に どの方向に行くかと
迷いが生じていた私にとって
このお姉さんとの出会いは
大きな出来事だったと思います。

毎週末、
このお姉さんと話がしたくて
夕方、
吉祥寺に出向いていました。

そのお姉さんから買った 
胡桃のブローチ(¥1000)。
アクセサリーとしては 
あまりにも主張が強くて
実は
なかなか身につける機会は
無いのですが
そんな所も含めて 
カッコいいなぁ・・・
と思う大切なひとつです。

そして後ろにあります恐竜頭の
ペンダントヘッド。
これは
私が就職して間もない頃に
ペイントを任されていた物の
ひとつです。

土台は工場生産ですが
何せ1個1個 
筆で塗る訳ですから
かなり手の込んだ作業です。
一日にできる量も
限られているのです。
でも根を詰めつつも
楽しんでペイントしていました。

実はコレがなかなかの
人気商品でして
街中で
この恐竜頭をぶら下げた子に
出会う事も度々有り
何だか我が子に再会するような
心持ちで
嬉しかったんですよね〜(笑)

そんな訳で 
これも
思い入れのある大切なひとつ。
(さすがにもう自分では
身につけませんが・・・笑)

最後に毛糸でできたコサージュ。
これは昨年、
吉祥寺の雑貨屋さんで
「わぁ〜 コレ可愛いなぁ〜」
と言っていた私を見て
11才の息子が
自分の
小遣いの小銭をかき集めて
買ってくれたんです。
(私に見つからないように
ササッと会計済ませてた)
そして「はい これあげる!」
とその場で
プレゼントしてくれたのです。

その行為が なかなか粋な感じで
ちょっと驚いたと同時に
嬉しさも込み上げ
「何だか おおきくなったなぁ・・・」
と思わず涙も。

アクセサリーというと
”自分を素敵に装う
ファッションアイテムのひとつ”
という印象ですが
実はその背景には 
いろんな思い出や
ストーリーが存在している
と思いませんか?

私は高価な物は
殆ど持ってはいないのですが
どれもこれも美しく楽しく輝く
大切な1個1個です。

たまにアクセサリーケースの中を
整理しながら
ひとつひとつのエピソードを
息子に話したりも
しているんですよ*


2006 年11月号

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このページの素材は 胡桃の素材部屋 さんからお借りしました