キャンプへ

トレーラーハウス


その1 〜どこへ行く?〜

アウトドアが好きです。まなみが産まれる前、夫婦でよくキャンプに行きました。妊娠中も行ってしまいました(本当は行かないほうがいいと思う・・・)。テントとシェラフ(寝袋)を持って、どちらかというと設備があまり整っていないサイトを選んで出かけていました。夫はまなみが産まれてから、“いつになったら一緒にキャンプに行けるかなあ”と寝言のように言い続けていました。せめて2才くらいにならないとテントで楽しく過ごせないんじゃ?と話していたのに、待ちきれない夫が「トレーラーハウス」を予約し、娘はキャンプデビューすることになりました。上の写真がそのトレーラーハウスです。テントは荷物も多くなるし、張る手間があるし、ヨチヨチ歩きながらも歩き回りたくて仕方がない子が過ごすには中が狭いし、雨が降ったらキツイし..・。ログハウスもいいですが、トレーラーハウスだとシャワーも付いていて冷暖房完備ベッドなどの寝具もあります。近場のオートキャンプ場で、トレーラーハウスがあるところ、と探し、秩父の長瀞近くのキャンプ場にしました。ここは、各トレーラーハウスに全天候型バーベキューエリア(テーブルとイスも)が付いていて雨が降っていても外でバーベキューができるし、近場にしたのは、連休だったので途中の渋滞を予想したからです。本当は連休だからこそ遠出をしたいところですが、渋滞のなか何時間かかるかわからないなんて、子供がいることを考えるとしんどい・・・なので、灯台下暗し、近すぎて行く機会のなかった長瀞へ、GO!

まなみは、チャイルドシートを前向きにしたら車で過ごす間も前ほどグズらなくなったのですが、やはり渋滞中に泣かれたりすると私たちもイライラして苦痛です。皆さんは車中どのように過ごしていますか?私は、そのとき子供にとってブームな食べ物と童謡のCD、目新しいおもちゃを持って行きます。ちょっと前までは、食べ物は”干しいも“おもちゃは”お絵かきボード“(ファミリーレストランや観光地のドライブイン等で売っている携帯用の小さなモノ)とか”おもちゃの携帯電話“でしたが、今回は“海苔”と“シール”。海苔はちぎって手に持たせると何枚でも食べ、大きめのキラキラしたシールはとても魅力的のよう・・。童謡は子供の気持ちを落ち着かせる効果があるそうですね。うちは、寝ぐずりらしきときにかけると、いい感じに寝入ります。寝た〜!と思ったら、寝てるうちにどこまで行けるか〜!パパ、ガンバッテ距離を稼げ〜!という感じ。グズったときには車を停めて散歩したり食事したり気分転換をさせたり。それが自由にできない渋滞はやっぱり気が重いです。子供も、何時間も縛り付けられて、そりゃあ退屈で窮屈でイヤだろうなあ。あ、ちなみに、目新しいおもちゃはすぐには与えません。袋のまま渡し、飽きてきたら袋を開けてプラスチックケースのまま渡し、また飽きてきたらケースを開けてやっとおもちゃを渡します・・・時間稼ぎですね・・・我ながら涙ぐましい。。

でも、車もそうですが、飛行機も、車内・機内の快適な過ごし方の極意は「乗る前の過ごし方にアリ」だと思います。いかに楽しく疲れさせておくかっ・・・・!!ということです。気分転換ができ、ほどほどに疲れていれば、乗り物の中ではよく寝ます。またはご機嫌な時間が少し多くなると思います。飛行機のときは、早めに空港に着いて、プレイルームや屋外デッキ(展望台)で遊ばせる時間を作ることをおすすめします。

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2005年7月号


その2 〜キャンプその後〜

2泊したので、夕食、朝食、昼食とも2回ずつ。朝は家で用意するのと同じようにパン、飲み物、ヨーグルトを持参。昼はパスタを作ることにし、夜、1日目は家で味付けした鶏肉とかぼちゃやエリンギを焼き、2日目は鮭と玉ねぎ、キャベツやにんじんでチャンチャン焼きにしました。網焼きした野菜や、ホイル焼きした鮭を娘はおいしそうに食べていました。キャンプ好きの方、皆さんはお子さんと一緒の食事、何を作りますか??

2日目はどこにも行かず、キャンプ場の中でのんびり過ごしました。天気も良かったので、周りを歩いて、草や花を触って昼寝して。そうそう、歩いて行けるところに温泉がありました。大浴場にまなみと入りました。露天風呂もありました。まなみは大勢で入るお風呂に緊張していたみたいですが、楽しかったな。

私たちもトレーラーハウスは初めてでしたが、快適すぎるくらい快適でした!アウトドアは好きだけどテントは苦手、という方にもおすすめです。

と、トレーラーハウスを語って月日が流れているうちに、まなみは1才4ヶ月となり、先日テント張りました〜。キャンプ仲間と4家族で富士五湖の西湖に行って来ました。テントやタープを張るために、みんなで地面にペグという金具をハンマーで打ち付けているのをじーっと見ていた娘にハンマーを渡すと、一緒になってトントントンと振り下ろしていました。テントの中にエアーマットや寝袋をひいて、まなみを入れると、キャッキャッと転げ回り楽しそうでした。夜もすんなり寝ていました。私が娘から目を離せなくていても、大人の手がたくさんあればこそ、テントを設営したり撤収したりを夫1人だけでやらないですむし、何より仲間と大勢でキャンプするのは楽しいです。特に同行者の中に「アウトドアクッキング奉行」がいるので、食事の準備全般をお任せしっぱなしにできる我が家としては極楽です〜。最近は、キャンプもそうですが、公園でバーベキューをしたり、大人の集まりに娘を連れて行くときは、ふりかけをまぶしたおにぎりだけ用意して、あとは大人のメニューの中で食べさせてもよさそうなもの(辛くないとかしょっぱくないとか)だけを食べさせてみたりしています。海外旅行に子供を連れて行くときも、こんな感じに考えていればOKでしょうねー。ところで、今回のキャンプ仲間は全員ツアコン仲間のファミリーです。今は、子連れ海外旅行がちょっとしたはやり(?)ですが、割とみんな連れ出していない。定番(?)のグアム・サイパン・ハワイに子連れで行ったりもしていない。「だって、子供にとって飛行機の中って退屈きわまりないし自分もしんどいし、ハワイの海も伊豆の海も同じじゃない。ホノルルで散歩するより近所の公園で滑り台したほうが本人たちは楽しいだろうなあって思うよ」。。まぁ、たしかにそうですけどねー。
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2005年8月号


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