〜団体で行く!〜

夏です。やっぱり海ですね。先日、母子11組総勢23人で熱海1泊旅行に行ってきました!本当は12組25人の予定だったのですが、1組が急なお熱で不参加、11組となりました。

 友人の元添乗員Yちゃんが企画した旅行で、昨年に続き第二回(私は昨年は不参加でした)。泊まるホテルは前回と同じということでしたが、昔ながらの大型観光ホテルで古いけれど、プライベートビーチあり、屋内プールあり、もちろん温泉あり、そばにハーブガーデンがあってクラフトもできるし、食事はバイキングだし、イベントもたくさんあるし、子連れで出かけるのにもってこいのホテルでした。イベントは参加資格が「5才以上」や「小学生以上」が多かったけれど、2才の子供たちもいろいろと楽しめました(参加の子供達は、恐ろしくも全員同じ学年で、2才と3才のスーパー元気な11人 + 3ヶ月の赤ちゃん1人!!!)。

 9:35新宿発の(大好きな)スーパービュー踊り子号で熱海へ1時間半。子供室の上の座席を予約して上へ下への大騒ぎ。まだ夏休み前の平日だったのですいていると期待していたのですが、なぜかカップルも多く混雑。「うわー子供ばっかり。。俺らも負けられないゼ!」というよくわからない若いカップルのささやき声も聞こえました。とにかく子供室では酸素が薄いんでは?と思うほどの騒ぎ(熱気)、1時間半はほんとーにあっという間でした。

 熱海駅からホテルの送迎バスでホテルへ。ロビーでウェルカムドリンクのピーチジュースを親も子も一杯ずつ飲んで、ホテル内でお昼ごはん。昨年はすぐにビーチに行って遊んだようですが、雨がしとしと降っていたので、先に食事を済ませようということになったのでした。広い和室で11人の大人と12人の小さい子供たちが食事を並んでとる(いや、とろうとしている)景色はなかなか圧巻、、っていうか、食事できません。浮き輪を持って一人が走り回ると、そこに5人くらいが連なって追いかけてるし。

 それでもなんとかお腹を満たし、チェックイン。スィートルームと書かれた大きな和洋室2室に5組と6組で分かれて入りました。すぐに水着に着替えて、とりあえずモーターボートに乗ろうと海へ向かいました(雨が降っていたけれど!)。しかし、ウチの保育園っ子の娘はボート乗り場で昼寝の時間となってしまい、もう一人風邪気味の子と一緒にお部屋に戻り、まなみを布団に置いて、部屋の窓から、ライフジャケットを着た大小のたくさんの人影がモーターボートに揺られているのを見ていました。

 夕食の時間まではフリータイム。みんな好き勝手に屋内プールや温泉やお祭りのイベントなどを楽しみました。

 夕食後、各部屋で子供の寝かしつけに専念し、片方の部屋に全員のママが単身で再集合できたのは23時。そこから、長い人は明け方近くまで、飲んで語って笑って食べての宴会でした。もちろん途中で何度も交代で子供の様子を見に行きましたが、ふすま1枚だけしかない空間で寝ている子供たちも、ほとんど起きず、子供って本当に眠りが深いんだなあ(ウチは浅いのですが)と思いました。でも、次回はモニター(お部屋間で音声のやり取りができる機械)を持って行ったほうがいいな!

 半分くらいが初めて会ったママたちでしたが、みんな気さくな人たちでお互いにすぐ馴染めました。もちろん子供達も大丈夫。まなみは特に今一番仲良しのお友達が一緒だったので、本当に本当に楽しそうでした。
 でも、雨はずっと降り続き・・・・続きは次回へ!
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2006年8月号


〜トラベルにトラブルはつきもの!〜

 翌朝起きてみたら、前日よりも一層強い(というかかなり激しい)雨が降っていました。風も強い。海水浴は無理だねと諦めました。ホテルは一つの部屋を昼過ぎまで使用できるようにしてくれたので、朝食後にそこに集まり話し合い(子どもがいると話し合いにはならないですケド・・)。

@近くのスパ&プールへタクシーを連ねて遊びに行く 
A近くの絵本美術館へタクシー連ねて行く 
Bホテル内で遊ぶ 

で希望別に分かれて最終的に駅に集合!とするも、結局全員がホテルで過ごすことになりました(子どものペースで動くのでなかなか思う通りにならないですよねー)。ホテル出発は16時。チェックアウトだけして、大きな荷物はクロークに預けて、それぞれのペースで屋内プールと温泉を満喫しました。

 集合時間になり、クロークから引き上げた荷物は宅配にして、送迎バスで熱海駅へ。このバスの中で何人かの子供は眠り、駅構内のコーヒーショップのソファに横にして、しばし休息。各自お土産を買ったり、電車の中で食べる夕飯を買ったりしました。

 改札前で集合写真を撮ったあとホームに行くと、なんか変・・。電光掲示板に乗る電車の表示がないのです。駅員さんに聞いてみると、『大雨のため運休』とのこと。時間はすでに17:25。あたりは薄暗くなり始めていました。確かに雨は強かった。事前に運休のリスクを思い浮かべなかった私たち添乗員2名(Yちゃんと私)はソレを“飛行機じゃなかったからうっかりしてた!”と少々悔やみつつ、みんなを待合室に待たせて、切符を集めて、子供を抱えてみどりの窓口へ走りました。在来線で帰るのは辛すぎる。乗れなかった踊り子号の払い戻しの金額もわからなかったけれど、新幹線に乗って帰るしかないかなーと思っていたところ、その5分後に特急アクティという列車が来ることを知りました。こっちのほうが安いはずと即座に判断し、Yちゃんは窓口で購入手続き、私はアクティの出発ホームを調べつつ、そこにみんなを移動させるために急いで待合室へ戻りました。あと5分足らずでみんな動けるのか??とヒヤヒヤしましたが、ラッキーなことに(?)アクティは踊り子号が来るはずだったホームの反対側に入ってくるらしいとわかり、ほっと一息。新宿駅行きの踊り子から、東京駅行きのアクティになって、途中の停車駅も多いし(結局到着も20分遅れて)、予定していた所要時間よりも余分にかかってしまったけれど、これが最終の特急だったようで、「乗れてよかった〜」と思いました。グリーン車にしたのですが、車内がすいていて親子で2席を使うことができて助かりました。やっと座れた列車のなかで、寝る子あり、騒ぐ子ありで、東京駅に着いたのは19:30すぎ。ラッシュで賑わう駅で解散、混雑する中央線に乗り、濡れて重くなった水着が入ったリュックと貴重品用のショルダーバックを肩にして、疲れて眠るわが子を抱っこしてヨタヨタと帰ってきました(翌日は筋肉痛でした!)。

業界では、travel(トラベル)の語源はtrouble(トラブル)だ!という説があるのですよ。トラブルは起こってほしくないけれど、小さなトラブルが思い出になってその旅が忘れられない、とか、今だから笑っちゃう、ということもあると思います。トラベルにはトラブルはつきもの!と思って気持ちに余裕を持って旅をしたいものです。

そうそう、旅費ですが、往復の踊り子号やスィートルームと聞くと一見豪遊と思うかもしれませんが、宿泊と往復交通費はパック料金、それに食事代やお土産代を加えても、使ったお金は一家族2万円くらい。パッケージツアー万歳!

最後に・・・これまでコラムで紹介させていただいた内容で、ホテル名などもっと詳しくお知りになりたいことがありましたら、子育てコンビニまでメールでご連絡くださいませ。お返事させていただきます♪

ちゅあん

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2006年9月号


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