第5回
相談というほどではない気になることがあるときは・・・


　子育てをしているときは、子どもと一緒に喜び、悲しみ、驚き、怒り、落胆もし、心も体も大忙し！
悩みや不安がむくむく出てきたり、引っ込んだり。
いろいろなことを誰かに話したい、きいてみたいと思っても話す相手が見つからない。
かといって相談先に電話するほど深刻でもないしそんなときに、

”子育てひろば（掲示板）”

と

”かきしぶ”をおすすめします。

◎”子育てひろば（掲示板）”

みたか子育てねっとに”子育てひろば”という掲示板があります。
２００１年の開設以来、息長く市民だけでなく多く子育て中の方の情報交換の場として
利用されています。
１日のアクセス数も一時は２０００件に上ったこともありました。

ここでは、子どもや子育て関連のイベントの告知などもありますが、
もっぱら地域の細かな情報交換が盛んです。

保育園、幼稚園、小学校、稽古事、病院、お店などに関する具体的な情報が集まっています。

たとえば、市外から引っ越してこられる方が、

「○○市から三鷹市に引っ越してきますが、園庭が広くて、
送迎バスがある幼稚園をがあれば教えてください。」

といったような書き込みが入ると、

心当たりのある方からのレスがつくという具合です。

「田舎から両親が週末来ますが、子連れでも気兼ねなくお食事ができて、
美味しいお店があったら教えてください。」とか、

「こどもがアレルギーですが、お誕生ケーキを作ってくれるところありませんか？」など

子育て中の方からの、きめ細かい情報を求める書き込みがあり、
具体的なお店の名前や場所などのレスが入り、それを読んだ別の方から、
「うちもそこに行ってとてもよかった。お薦めです。」
みたいなフォローが入ったり、楽しいやりとりが続くこともあります。

そんな中に、

「○か月の子供を育てていますが、最近おっぱいの出が悪くて、夜泣きもするし、眠れなくて・・・」

といった書き込みが入ると、

同じような悩みの仲間から、うちはこのようにしてなんとか乗り切りましたというようなレスが付き、
同じくらいの月齢のお子さんを持つ方や、
ちょっと先を行く方が、ネット上で交流をもち知恵を出し合ったり、励まし合ったりしています。

匿名の書き込みなので、気軽に書けるしまた、
逆に顔を合わせた友達には話しづらいことも書けたりするようです。

心ない書き込みで荒れそうになったこともありましたが、

「この掲示板がなくなると困るから、自粛しましょう。」

といった提案が入り落ち着くという経験も経ながら、
行政のサイトにくっついた掲示板としては異例のご長寿掲示板になりつつあります。

これから子育てをされる方、また子育て中の方、ぜひ覗いてみてください。

どなたでも参加できますので、ひとりでくよくよしそうになったら、
ちょこっと書き込みしてみたらいかがでしょう。

【掲示板「子育てひろば」は2010年10月に閉鎖されました】

◎”小学生の保護者のためのコミュニティ　かきしぶ”

「家庭教育支援部かきしぶ」は、
みたか地域ＳＮＳ”ポキネット”の中のコミュニティーです。
”子育てひろば”が就学前のお子さんを持つ方が主な対象者だとすると、
こちらは小学生の保護者版といったところでしょうか。

「いつからこどもに携帯電話を持たせる予定ですか？」
とか
「勉強しなさい！って言っていますか？」
とか
「部屋の片づけは？」
また、学校行事の話題とか、
昔だったら、井戸端会議みたいに、道で立ち話でしゃべっていたことのインターネット版、
つまり現代版といったところです。

本来は、直接話をするのが、一番いいのだけれど、
パソコンと携帯が世の中を支配している現代社会で、
人とつながる入口にパソコンが入っていると考えると良いのではと思います。

携帯電話でもアクセスできるので、
ほとんどの人が参加しようと思えば、コミュニティに参加できます。

９月にオープンしてから、約４か月、現在１０４名の参加者の方が、
子どもとの日常で、ちょっと気になること、よそはどうしてるかなと思うことなどのトピックを立てて
情報交換をしています。

最近では、「こどもの朝ごはんどうしてますか？」
「スクールサポーターってありますか？」
「小中一貫ってどうですか？」
「男の子が好むデザインは？」
また、
「小学生の男女交際について」
というのもあり、いろいろな意見が出されていました。

　本当は、顔を合わせた会話が一番大事なんだけれど、
何かと忙しい日常、ちょっと電話で友達とおしゃべりしたいと思っても、
タイミングを逸してしまうことが多いのではないでしょうか？

今日も子どもに怒鳴っちゃったなあとか、
宿題やらずに寝ちゃったわが子を見て、ふっと不安がよぎったりしたら、
「かきしぶ」をのぞいてみるのはいかがでしょうか。

子どもが寝ているときにちょっとパソコンや携帯から「かきしぶ」に入って、
みんな日々どんなことを考えながら子育てしているのかなあとか、
子どもとの生活でのピンチをどうやって乗り越えてるのかなあとか、
トピックを見るだけでも参考になることがあるのではないでしょうか。

よその家庭のちょっと微笑ましく、面白いエピソードなどもありますよ。


（”かきしぶ”について、詳しくは、このエッセイの２８回インターネットで井戸端会議をご覧ください。）