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初めての本
●「ころころころ」元永 定正(さく・え) 福音館書店
内容は、”色んな色の円い玉がただ転がっていくだけ”、文章もほとんど「ころころ」しかないこの本、なぜか息子にバカ受けでした。はまったのは2歳頃ですが、3歳になった今でも好きな1冊です。
親の私には何がおもしろいのかイマイチわからないのですが、「ころころころ」というリズミカルな音が心地よいみたいで、何度も読むのをせがまれました。読み聞かせにはぴったりなのかもしれません。
最近知ったのですが、作家は前衛画家としては初めて紫綬褒章を受章したという、日本を代表するモダンアートの鬼才なのだそうです。他にも似たような絵本を数冊出版されています。
●「あんぱんまん」やなせたかし フレーベル館
カタカナの「アンパンマン」ではありません。やなせたかしの最初のあんぱんまんのお話です。内容も絵も全体的に暗いかんじなのですが、ぜんぜんカッコヨクないあんぱんまんの姿が心の琴線に触れるかんじで、しみじみとよい絵本です。息子は、アニメを絵本におこしたアンパンマンもよく読むのですが、何度も読むのをせがまれるのはなぜかこの最初のあんぱんまんなのです。
えみきち |
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