第三回花粉症 今回のテーマは もうすぐやってくる花粉症です。 |
そろそろ花粉症の時期になってきました。花粉症とは花粉が原因で起こるアレルギー性結膜炎や鼻炎の総称です。 アレルギー疾患の発症には遺伝的素因と環境要因とが深く関わっています。ですので両親が花粉症の子供には花粉症を発症する要因があるということになります。 実際には乳幼児はまだ花粉にさらされる機会が少ないので、花粉症で受診する事はあまり多くはありません。私の印象では、小学校の低学年からのように思います。 妊婦さんはあまり薬は使いたくないので、防腐剤のはいっていない人工涙液の頻回点眼を勧めています。安定期になれば抗アレルギー剤であれば比較的安全なので、処方する場合もあります。 妊婦さんに限らず、なにしろ花粉を避けることが重要です。 1.外出時にはゴーグルやマスクをつける。せめてメガネでも効果はあります。 2.表面のけばだった衣類は避け、外側がツルツルしたものを着る。 3.帰宅時には衣類や髪をよくはらってから部屋にはいる。 4.帰宅時の洗顔、うがい、鼻をかむのも有効です。 花粉情報を参考にして、花粉の多い日の外出は避けるのが、一番です。今年は昨年の冷夏の影響で花粉は例年の20%と少ないので、比較的楽にすごせそうですね。 毎年花粉でお困りのかたは、今ごろからの抗アレルギー剤の点眼も有効です。 今年は2月10日頃から飛び始めるとの予想です。実は私も花粉症ですので、そろそろ内服と点眼を始めようかと思っています。 皆様お大事に!! |
2004年2月号
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