第一回「プール熱」


今年は涼しい夏ですが、
梅雨が明けたら本格的な暑さがくるそうです。
すると,毎日欠かせないのがプール。
最近、
「プール熱」にかかっちゃった〜
なんて話し聞きませんか?
今回は、
マリ先生に
プール熱について色々教えていただきました。

Q:プール熱ってどんな病気?
A:プールを介して流行することがある結膜炎の事です。正式名は「咽頭結膜炎」といい、アデノウイルスの感染によってかかります

Q:プール熱って言うくらいだから、結膜炎なのにお熱がでるの?
A :主な症状は強い結膜炎の他に、のどが痛くなり、発熱します。

Q:プールでうつるって聞いたけど、どうやってうつるの?
A:かかっている人の涙、メヤニが直接目に入った場合と、涙、メヤニがついたドアノブやタオル、蛇口等に触れた指で目をこすって感染する場合とがあります。

Q:かかったらどのくらいの間人にうつす力があるの?
A:特にかかってから2週間以内はとてもうつりやすく,3週間目でも感染する事があるので気をつけましょう!

Q:何かうつらないように気をつけられることがありますか?
A:必要以上に患者さんの目に触らない様にしましょう。目薬をつける時もティッシュぺーパーを使い、ティッシュぺーパーはビニール袋に入れて捨てるくらい気をつけないといけません。さわったあとは、よく流水で手を洗い、ぺーパータオルで完全にふき取って下さい。家具やドアノブ等はアルコールガーゼで拭き、よく乾かしてくておくと安心です。

Q:他に家庭内で注意することがありますか?
A:ウイルスは熱、紫外線、乾燥に弱いので、食器の煮沸、衣類の天日干し、浴室の乾燥などに心がけましょう!

Q:それでもうつってしまったかな?と思ったら。
A:ホウ酸などで目を洗ったりせずに眼科でみていただきましょうね。完全に治った事をチェックしてもらってからプールにはいりましょう!
2003年8月号

第二回近視 第三回花粉症
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