日本人は、昔から、白いご飯に塩辛い漬物や味噌汁を組み合わせ、口の中で混ぜて食べる「口中調味」を行なってきました。日本独特の食文化だそうです。そういえば外国料理で、白いパスタやライスってあまり見かけない気がします。パンに何もつけずに食べると言うのもあまりない気がします。 塩分の濃さが気になるコンビニやファーストフードなどの食事ですが、口中調味を身につけていれば、身体に入ってくる塩分の総量はコントロールできる!そう考えて、離乳食の時代から、なるべく白いご飯を食卓にのせています。 しかし、実際には、納豆大好き!ふりかけ大好き!の息子達。口中調味を身につけるには、程遠い食べ方をしています。それでも、「いただきます」と手を合わせたその瞬間だけでも、テーブルに白いご飯が並び、食卓の定番は茶碗に白飯と記憶してもらえたら、いつの日か、口中調味のできる人になってくれるのでは…そんな淡い期待を込めて「1日1回は白いご飯を」心がけています。そして、面倒ですが、「納豆ちょーだい」「ふりかけちょーだい」と言われた時点で、立ち上がり、それらを取りにキッチンへ向かいます。 |
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とにかく「五感においしい記憶を残すこと」が、母の目標なので、キッチンへの出入りは、極力、自由にさせています。揚げ物などをしているときは、危ないのですが、ちょっと油がはねる位は経験の一つと考えて、油を頭からかぶらないように気をつけつつ、そばでのぞき込んだり、食材投入のお手伝いなどはやらせています。手の届くところにある炊飯器の蒸気は、二人とも熱さを体感済みです。 しかし、実を言えば、こうした危険への配慮をしつつ、子供とともにキッチンに立つことは、私にとっては容易なことではありません。特に夕飯支度のときともなれば、時間は迫る、作業は進まない、余計な仕事は増える。で、母のストレス大爆発!!! 今は、来るもの拒まず去るもの追わずの気持ちで、テレビの子供番組をつけ、注意をそらしつつ、お手伝い気分を味わえる方法を見つけました。 |
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お手伝いしたい!と張り切ってこられても、手を出されたくない料理もありますよね。そこで、これならOK、母の作業の邪魔にもならないという定番お手伝い料理を決め、やらせるようにしています。定番食材と使用調理器具をご紹介します。
[3]かつお節と削り器 →削り節を作ります。用途、保存法はAと同じ。 [4]マヨネーズ・牛乳とミニ泡だて器 →混ぜ合わせて、サラダのドレッシングとして使います。 [5]トマトと玉ねぎ・すりおろし器 →一緒に鍋で煮て、トマトケチャップを作ります。おすすめレシピA 「ひとつだけは無駄な作業も容認する」
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使い方その1→おままごとスペース
使い方その2→お味見テーブル お腹がすいて待てないときなどは、作っている途中の料理を取り分け、食べさせたりします。 ※長男は、きちんとテーブルに座って食事を取らない時期がありました。その時、同じようにキッチンで味見をさせるとよく食べてくれたので、食事のほとんどをキッチンで済ませていたこともありました。 「キッチンでのいたずらを一つだけ容認する」 5歳児の無駄な作業同様、これだけは黙認!といういたずらを決め、楽しいin the kitchenを心がけています。ただ今の容認いたずらは「製氷機から氷を取り出すこと」最初は床にばら撒いて散々でしたが、だんだんと器に入れる→お茶を入れて味見テーブルで味わうという行動に進化しました。 …とはいえ、昼寝しそびれた夕暮れ時などは、ただただ足にしがみついて泣くだけで、こうなると「in the kitchen♪」なんてしゃれてはいられません。普段は開けっ放しのキッチン入り口のゲージですが、やはり、まだ活躍の場がありそうです |